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屋根の『てっぺん』こうなってます

現場見学会でも見られない!

家の建築現場の様子ってなかなか見るチャンス、ありませんよね。

近所で建築中のお宅があっても、勝手に中に入って見る訳にもいかないし、大工さんにお願いしても自分の家でもない限り、そう簡単には見せてもらえないし…ハウスメーカーが主催する現場見学会に参加しても、外観と建物内部だけを見せてもらえるだけ…

ましてや屋根工事は地上から遠巻きに眺める程度で、一般の方が屋根の上に登っての見学は保安上、絶対に無理!仮に「足場に上がって見てもいいですよ」と言われたとしても、怖くて上がれないですよね。

特に、建物で一番高い部分、「棟」と呼ばれる屋根の『てっぺん』。

ここ、どうやって納めているか気になりませんか?

私も長年、建築関係の仕事に携わっていますが、実際に屋根の「棟」の部分の施工を見たことがありません。そこで、瓦工事のプロ、弊社の職人(瓦施工業歴25年のベテラン社員)が現場で作業を進めながら詳しい写真を撮ってきてくれましたので、解説付きで見ていきましょう。

 

先ずは今回の建物をご紹介いたします。

今回の現場は木造2階建の4寸勾配と7寸勾配が合わさった変形の切妻屋根です。

 

最高の高さは約9m!そこに立った時の目線は優に10mは越えます。一説には人間が一番恐怖を感じる高さは11mとも言われています。

はい!これが下を見下ろした時の傾斜の角度です。高所が苦手な方はじっくりと見れない画像ですね。屋根工事はこのような場所で作業しています。足場は架けてありますが絶対に油断出来ない危険な場所での作業です。

 

いよいよ『棟瓦』の施工です。

 

軒先のほうから順に、一枚一枚、丁寧に瓦を並べて葺いてきて、最後の1列を残し、いよいよ『棟』の部分の施工です。

 

棟金具を910㎜ピッチで取付けます。

棟換気金物を取り付けるため防水シートを切り込みます。

棟換気金物とを取付けます。

その上に最後の1列の瓦を並べます

隙間をモルタルで塞ぎ、棟金具に棟木を取り付けます

両脇をモルタルで押さえます。

棟瓦を被せて…

ビスで固定して完了です。

 

太陽に一番近い男‼

 

屋根工事は建築現場で一番お日様に近いところでの作業。

高所で足場の不安定な状態でいつも危険と隣り合わせ。そして、冬は北風にさらされ寒さに耐え、夏は強い日差しを浴びて汗だくで仕事をこなす作業の大変さは計り知れませんね。

この夏はファン付ベストを着て熱中症対策!

こうして、経験と実績を備えた職人が、「心を込めて」一枚一枚瓦を並べ、住まう人々が末永く安心して暮らせる家づくりを行っております。

 

屋根は建物を守る要です

 

屋根は雨や雪、強い日差しなどから「建物」と「暮らし」を守るとても重要な役割を果たしています。ゆえに、屋根工事は慎重かつ丁寧に行われなければなりません。

信頼のおける業者選びこそが、あなたの大切な建物と暮らしに『安心・安全』をお届けできると言えるでしょう。

弊社、山達工業はHPの「社長あいさつ」のページにもある通り、前身は屋根工事を専門職とした『山達瓦工業所』でありました。長年に渡り地元のみなさまに愛され、建物と暮らしを守る大事な役割の『屋根』を作り続けてまいりました。

だからこそ、建物に対する思いも厚く、そこに住まう人々の豊かな暮らしを願う気持ちも大きいのです。

社長あいさつ

 

健康で快適、そして安心な暮らしのためのお手伝い

 

住まいは「心安らぐ場所」と考え、様々な不便や心配ごとを取り除いて、ストレスのない快適生活を送るための住まいづくりをご提案させていただいております。

まずは実際に見て、触れて
山達の住まいを体感してみてください