シニア世代の皆様へ
シニア間近のひとりごと
「マイホーム」を夢見て、20代は頭金を貯めるために頑張り、30代で念願のマイホームを手に入れ、住宅ローンの返済や子供の教育費のため仕事をしながらの子育てであっという間に40代、気が付けば子供達も独り立ちしてホッとひと安心、「あとは孫の成長を楽しみにのんびりとくらしたいなぁ」と思う50~60代ではないでしょうか?
長かった住宅ローンの返済も終わり(あと少し?)の時期になって、共に過ごしたマイホームも、大切にしていたはずなのに、あちこち気になるところも出てくる頃です。
給湯器~ガスコンロ~トイレ~暖房
ちなみに我が家は、給湯器・ガスコンロ・トイレの温水便座・ルームヒーター。この順番で壊れていきました。もちろん、その都度、数10万円のお金が飛んでいくわけですが「仕方ない」のです。住宅設備関係は、ある日突然、動かなくなってしまい「今すぐお願いします」という感じで直してもらわないと困ります。給湯器が壊れた時は最悪でした。年末の大掃除の最中に動かなくなってしまったのです。真冬の一番寒い時期、しかもお正月を迎えようとしているのに給湯器が動かなくては炊事も入浴も困ってしまいます。設備業者さんに無理を言って来てもらい対応していただきましたが、機能とか値段とか選んでいる余裕がない状態での取り換えでした。
じっくり考えることが出来るのは、外壁や屋根の外回り、床や壁などの家の中、玄関ドアやサッシなどもいろいろ比べる時間の余裕はあるのですが、逆に「いつでもいいか」になってしまいます。まさに、今、私がその状態です。
建材や設備機器も時代とともに格段に性能が良くなっています。そろそろリフォームしてキレイにしようかしら、いくらくらいかかるのかしらとお考えの方も多いでしょう。
でも、ちょっと待ってください!
退職金や貯金を切り崩して大がかりなリフォームは、どうなんだろうと思う節もありませんか?お金をかけてあちこちリフォームしても、少子化、核家族化が進む昨今、仕事の都合や結婚で親元を離れてしまい親と同居を考える子供が必ずしもいるとは限りません。同居を考えてはいても状況が許さない場合もありますよね。悲しいことですが、これが現実なのかもしれません。自分達がマイホームを建てた時も同じ状況だったことを思えば責めることも出来ませんものね。(かく言う我が家も一人娘が縁あって他県へ嫁いでそちらでマイホームを計画中です)
頑張って建てたマイホームも、子育て時期は狭いと思っていたけれど、夫婦二人だけになってしまうと「広すぎ?」と感じませんか?2階の寝室への上り下りも近い将来、つらくなるかもしれません。使わなくなった部屋(特に2階の子供部屋)は掃除もままならず物置と化している方や、ずいぶん前に建てた建物だから冷暖房効率が悪くて光熱費を気にしながら暮らされている方、夏場の熱中症や冬場のヒートショックも心配という方もいらっしゃると思います。
不便やストレスを抱えての生活を改善するためにリフォームしよう!と考えてはみても、自分達が亡くなってから誰も住んでくれる当てがないのに今ここで、どのくらいお金をかけてどこまでリフォームするべきか?はたまた、不便も不安も抱えたままガマンして暮らし続けるか…悩むところですね。
家は『財産』?
財産として家を子孫に残すと言っても、跡を継いで住んでくれる子供がいればいいですが、誰も住む人がいないとなったとき、古くなった家は貸家にするにも売家にするにもそれなりにリフォームしないとなかなか難しく、取り壊して土地を売るにしても解体費用は必要、また、物が多すぎて遺品整理に多額の費用がかかるなど、そういった費用や面倒を全部、子供たちに背負わすことになってしまいます。さらには「空き家」になってしまうということも…。これではせっかく残しても財産とは言えなくなってしまいますね。
いずれにしても、子供に大変な問題を残していくのは、悲しいものです。
ほんとうの「終活」は建替えかも?
我が家も一人娘が嫁いでしあわせに暮らしている姿を見届けた今、この家は私たちの代でおしまい、さて、どうする?と真剣に考える時期がきたと思っています。
そこで、私が選択肢の一つとして考えているのが『終活の一環としての建替え』です。
思い切って、夫婦二人が住みやすいシンプルで健やかに過ごせる『終の棲家』に建替えることを考えてみました。知らず知らずのうちに増えてしまった荷物も建替えの際に「断捨離」できるし、第二の人生を「心地良く・健やかに・安心して」暮らせるように!
『終の棲家』
『終の棲家』と名づけてプランニングしてみました。無駄なものは一切省いて、こじんまりしていますが、夫婦二人で暮らすには十分な広さです。
こだわりのポイントは「和室」。どんなに生活が洋式化しても、歳を重ねるごとに「畳」の落ち着きが恋しくなるのは日本人がゆえ…建物全体をコンパクトにまとめたとしても和室は外せませんね!
山達工業の「チャコの家」なら優れた高気密・高断熱の性能で冷暖房はエアコン1台でOKだから経済的、かつ、家じゅうどこへ行っても一定温度で快適!つまり熱中症やヒートショックの心配もなくなりますね。オール電化と太陽光発電の利用でゼロエネルギーも可能です。
生活動線も最小限に抑えつつ、もし、介護が必要になった場合でも、介護する側もされる側も不便さを感じない間取りになっています。
何よりどこにいてもお互いの様子がうかがえるので、万が一のことがあっても安心ですね。
将来、賃貸物件にするにもこの広さだと家賃設定も抑えられ若いファミリー層や夫婦二人暮らしの方など借手も付きやすいので家賃収入が見込めますし、取り壊すにしても安くすみます。
後々、子供に迷惑をかけないための「準備」こそが『終活』と言えるのではないかと私は考えます。
シニア世代のみなさまはどのようにお考えでしょうか?また、子世代の方々はどのように思っているのでしょうか?そんなことが気になりはじめたシニア間近のひとりごとでした。